地域医療再生事業

医心館の運営等で獲得したノウハウを活用して、医療機関や介護事業者の経営を総合的に支援します。運営資金の確保や組織作りを含めたコンサルティング、事業者様のニーズに応じた医心館との連携などを手がけます。連携は、医心館という形にこだわらず様々なパターンを想定しています。

事業化の背景とミッション

人口減少や少子高齢化、慢性的な医師不足、医療資源の偏在など医療の需要と供給を大きく変える要因を前に、少なからぬ病院が経営困難な状態に陥り、地域医療の破綻にさえつながりかねない状況です。こうした医療課題はやがて広範な地域に及ぶと想定し、当社は「地域医療の強化・再生」を事業ミッションとして掲げました。

限りある医療資源を効率的に活用し病院の経営を維持するには、病院の機能を大胆に切り分け、“面”で医療を提供する体制の構築が不可欠です。資源を集中させて総合的な機能を発揮する病院と、思い切って機能を圧縮させて必要な資源のみを備える病院に分け、ネットワークを形成します。

そのような構想のもと再生に向けた具体的なアプローチとして創設したのが医心館です。医心館は、病院から“医師機能をアウトソーシング”し、諸機能を落として慢性期・終末期医療ケアに特化したのであり、結果として病院ではありません。とはいえ疲弊した医療機関の経営を強化・再生し、従来と同様に求められるニーズに対応可能であることを示しました。

当社は今後、医心館事業を成長させつつ、新たなアプローチも手がけて地域医療の強化・再生に一層注力する方針です。そのために2020年3月、連結子会社「株式会社 明日の医療(あしたのいりょう)」を設立しました。同社は、医心館の運営で獲得した地域マーケティング、機能の明確化、コスト管理、組織づくり、連携などのノウハウを用いて、疲弊する病院や介護事業者の経営をサポートします。それによって地域医療の活性化を目指します。

株式会社 明日の医療 事業内容

医療機関および介護施設に対する総合的な経営支援

  • 医療機関および介護施設と医心館との連携
  • 運営資金の確保、組織づくりなどを含めたコンサルティング

具体的な事業例

医療機関および介護施設と
医心館との連携

医療機関および介護施設と医心館との連携により、互いにwin-winの関係を築きながら地域医療の強化・再生に貢献します。

連携方法としては、医療機関と連携する場合、① 病院の空床スペースにおける医心館または訪問看護ステーションの開設、② 病院の同一敷地内での医心館開設・運営――が想定されます。
介護施設と連携する場合は、① 入居者の相互紹介、② ノウハウを持った人材による運営支援、③事業譲受/M&A――が考えられます。

実際に株式会社 明日の医療は、2021年4月に連携の第一歩となる、他社の介護施設と医心館との連携事業を開始しました(参照:プレスリリース)。他社の介護施設の一部に医心館を開設し、互いに入居対象が異なることから入居者の相互紹介を実施しています。

株式会社 明日の医療における
医療機関・介護施設との連携(案)

医療機関・介護施設との連携(案)の図

医療・介護の早払いサービス
(ファクタリング)

診療報酬・介護報酬の債権を当社が買い取り、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会による支払期日前に事業者様へお支払いするサービスです。ファクタリングサービスを利用することで、通常より約1.5ヶ月早い資金化が可能となります。

ファクタリングサービスによる
早期資金化の流れ

ファクタリングサービスによる早期資金化の流れ
  • 債権売買取引に関する基本契約書・合意書を締結した上で、事業者様が請求された診療報酬・介護
  • 報酬債権を当社が買い取ります。
  • 社保・国保による支払い前に債権の80%を当社が早払いします。
  • 社保・国保から当社への入金後、残りの20%を当社がお支払いします。
  • ※1
    手数料(0.8%)と送金手数料を控除いたします。
  • ※2
    返戻が発生した場合はその分を控除させていただきます。

お問い合わせフォーム

病院や介護施設の経営者様等から、「経営支援を依頼したい」「医心館事業と連携したい」などのお問い合わせをいただいております。ご質問、お問い合わせは以下のフォームよりお気軽にお寄せください。

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